結論は、出さない。
それは、
逃げではない。
生きることに、
結論は存在しないからだ。
人は、
何者かになろうとする。
完成しようとする。
意味を定めようとする。
でも、
そのたびに
どこかが窮屈になる。
生きるということは、
到達ではない。
達成でもない。
証明でもない。
生きるとは、
広がり続けることだ。
止まらず、
閉じず、
固まらない。
うまくいく日も、
うまくいかない日も、
強いと感じる瞬間も、
弱さに沈む夜も、
すべてが、
途中にある。
完成しなくていい。
整っていなくていい。
何者かに
ならなくてもいい。
意味は、
見つけるものではなく、
生きているあいだに、
勝手に滲み出てくるものだ。
円は、
閉じなくていい。
閉じた瞬間、
世界は終わる。
生きるとは、
終わらせないこと。
続けることですらない。
ひらいたままでいることだ。
答えのないまま、
呼吸をして、
誰かと出会い、
別れ、
また朝を迎える。
それで、
十分だ。
生きるそのものは、
説明できない。
でも、
ここにある。
今も、
ひらいたまま。

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