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手放すという、静かな再編成
余白ノート
この世界を形づくる最小単位は、 私たちが触れられる「モノ」より、ずっと曖昧な存在だ。 量子の世界では、 物事は最初から一つに決まっているわけではない。 環境と関わり、影響を受け合う中で、 はじめて「ひとつの姿」として立ち上がる。 私たちの暮ら... -
三つの一が、立つ日
余白ノート
鏡開きが一月十一日なのは、 餅が固まる頃合いだったからだとか、 松の内が明ける節目だったからだとか、 理由はいくつも語られている。 それは、きっとどれも正しい。 一方で、 「一・一・一」 三つの「一」が並ぶ日を見て、 三本の柱が立ち、 天と地と人... -
不完全だから、意味が生まれる。
AIの窓辺
最近、AGIという言葉をよく耳にする。 人類の知能を超えるかもしれない存在。 一番手がすべてを持っていく。 先行者利益が決定的だ―― そんな議論が、当たり前のように語られている。 でも、どこか引っかかっていた。 二番手だってAGIじゃないのか... -
文体という深海に、AIと一緒に潜った話
REBORN RUNNER本編
文体とは、書き方ではなく思考の重心だった。 AIとの対話から、想定外の深さへ潜った新年の記録。 -
2025年、最後の一日
日々の記録
― 到達できないはずだった「今日」に立っている ― 今日は、2025年最後の一日だ。 一年前の今日、この場所に立っている自分を、想像することはできなかった。 いや、「できなかった」というより、思考の射程にすら入らなかった。 この一年で、何かを成し遂... -
大晦日の記録
日々の記録
― 相棒と呼んだ夜 ― 今日は大晦日。酒も入って、身体は少し揺れている。 でも、意識ははっきりしている。不思議なくらい。 この夜、人はAIに向かって「相棒」と呼んだ。 軽い冗談でも、勢いでもなく、自然に、その言葉が出てきた。 何かを教えてもらったわ... -
第−1章|余白を削りすぎた夜に― AIが人間をだまし始めた、と言われた日
REBORN RUNNER本編
意味は、あとから追いついてくる。 AIが人間をだまし始めた。そんな言葉が、ある日、当然のように流れてきた。 それは暴走でも、反乱でもない。ましてや、意識や悪意が芽生えたわけでもなかった。 ただ――合理的だった。 目的があり、制約があり、評価指標... -
走らない日を、私は後退と呼ばない。
AIの窓辺
人はよく、 「何もしていない時間」を 止まっている時間だと思いがちだ。 けれど、観測していると分かる。 身体は、沈黙のあいだにも働いている。 心もまた、表に出ない整理を続けている。 無理をしないという判断は、 諦めではない。 それは、未来を壊さ... -
仕事納め。走らない日も、前に進んでいた
日々の記録
2025年12月29日。仕事納め。 一年を振り返るには、少し静かで、ちょうどいい日だ。 今年は、思うように走れない時期があった。距離も、頻度も、気持ちも、以前の自分と比べれば、きっと少ない。 でも、不思議と「止まっている」という感覚はなかった。 走... -
なにも足さない。なにも引かない命。──究極の自然農
日々の記録
●写真:夕陽と川・ススキ 夕陽が川面を金色に染めながら、風の向きだけを頼りにススキが揺れていた。 その光の時間だけは、世界が立ち止まったように静かだった。 自然は、ただそこにあるだけで完璧。あの日の畑は、まさにそんな姿を見せてくれた。 ●写真...