🌌 知の深層「ミトコンドリア」

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ミトコンドリア|内側の宇宙

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人は、自分の意志で動いていると思っている。

歩く。
食べる。
走る。

それらはすべて、
自分が選び、動かしていると感じている。

けれど、その動きの奥には、
もうひとつの流れがある。


体の中では、常に何かが流れている。

それは血液ではない。
神経でもない。

もっと微細な、
目には見えない流れ。


ミトコンドリア。

細胞の中に存在する
小さな存在。

だがその働きは、
人のすべての活動を支えている。


食べたものは分解され、
電子が取り出される。

その電子は、
ミトコンドリアの中を流れていく。

流れは止まらない。

ただ静かに、
しかし確実に、
次へと渡されていく。


その流れの中で、
エネルギーが生まれる。

人はそれを使い、
動き、
生きている。


つまり、

人が動いているのではない。

流れが、
人を動かしている。


この流れは、
外から来たものだ。

食べ物。
酸素。

それらは体に入り、
形を変え、
やがてまた外へと出ていく。


閉じた存在は、
どこにもない。

人は、
外とつながり続けている。


さらに深く見ると、

ミトコンドリアは
もともと人の一部ではなかった。

かつて独立した生き物が、
細胞の中に入り、
共に生きるようになった。


つまり人は、

ひとつの存在ではない。


無数の命が集まり、
流れを作り、
一つの形を保っている。


それを人は
「自分」と呼んでいる。


だが本当にそうだろうか。


流れが止まれば、
その形は保てない。

流れが続く限り、
形は維持される。


命とは、
形ではなく、
流れなのかもしれない。


一滴💧

自分とは、
形ではない。

体の奥を流れ続ける、
見えない流れのことだ。

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