ワールドカップログ⚽️|第10話

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ベルギーへ。黄金世代は、終わりじゃない。

ベルギーが敗れた。

GKクルトワの負傷。

途中出場したラメンス。

そして、こぼれ球からの失点。

試合だけを見れば、
そんな90分だった。

でも、ベルギーの物語は、
その90分では語れない。

1986年。

初めて世界のベスト4へ辿り着いた。

2018年。

クルトワ、デ・ブライネ、アザール、ルカク。

黄金世代と呼ばれた選手たちが、
世界一へあと一歩まで迫った。

しかし、その夢を止めたのはフランスだった。

2022年。

黄金世代の終わりを告げるように、
グループリーグで姿を消した。

もうベルギーの時代は終わった。

そんな声も聞こえてきた。

でも2026年。

ベルギーは帰ってきた。

ヨーロッパ予選を無敗で勝ち抜き、
再びベスト8へ。

そこには、
ティーレマンスがいて、
デ・ケテラーレがいて、
ドクがいて、
そしてラメンスがいた。

新しいベルギーだった。

最後は届かなかった。

けれど、
あの失点だけで終わる大会ではない。

黄金世代は、
誰かが終わりを告げるものではなく、
誰かが受け継いでいくものだった。

ベルギーへ。

その涙は、
終わりの涙じゃない。

次の時代へ受け渡された、
一滴だった。

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