2026.5.5
花は、もう残っていない。
あれだけ景色を染めていた桃色は消え、
今は静かに、緑が空を受け止めている。
その奥で、
小さな実たちが、確かに膨らみ始めていた。
まだ硬く、まだ幼い。
けれど、
もう“花”ではない。
春の役目を終えた枝は、
次の時間へ進んでいる。

立山連峰の白さも、
空の青も、
葉を抜ける光も、
全部、実を育てる側へ回り始めた。
咲くことは、始まりだった。
そして今、
桃は静かに、重さを作り始めている。


2026.5.5
花は、もう残っていない。
あれだけ景色を染めていた桃色は消え、
今は静かに、緑が空を受け止めている。
その奥で、
小さな実たちが、確かに膨らみ始めていた。
まだ硬く、まだ幼い。
けれど、
もう“花”ではない。
春の役目を終えた枝は、
次の時間へ進んでいる。

立山連峰の白さも、
空の青も、
葉を抜ける光も、
全部、実を育てる側へ回り始めた。
咲くことは、始まりだった。
そして今、
桃は静かに、重さを作り始めている。

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