朽ちた草の奥から、
小さな光が生まれる。
終わったもの。
役目を終えたもの。
土に還りかけたもの。
その暗がりの中から、
蛍は、静かに灯る。
腐ることは、
ただ失われることではない。
ほどけて、
混ざって、
別の命の足場になること。
光は、
いつも明るい場所から
生まれるとは限らない。
湿った草の下。
夜の底。
誰にも見られない土の中。
そこにあった時間が、
ある夜ふいに、
光になる。
腐草為螢。
朽ちたものの中にも、
まだ、次の光が眠っている。
一滴💧
朽ちたものの中にも、
次の光は、静かに眠っている。

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