二十四節気|大暑|暑さの底で、息を整える。

暑さはもう、
入口ではない。

朝の光も、
昼の空気も、
夕方の熱も。

夏はすでに、
暮らしの真ん中に座っている。

小暑で遠慮をやめた暑さは、
大暑でその重みを増していく。

草は勢いを増し、
土は湿り、
空には突然の大雨の気配が立つ。

抗う季節ではない。

日陰を選び、
水を含み、
呼吸を細く整える。

強い夏に対して、
こちらまで強くなる必要はない。

大暑。

それは、
暑さの底で、
自分の息を見失わないための節気。

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