一滴💧|二十四節気|立秋

秋は、涼しさではなく、気配から始まる。

2026年の立秋は、8月7日 20時43分。

太陽黄経が135度に達した瞬間から、暦の上では秋に入る。

太陽黄経とは、地球から見た太陽の位置を、黄道上の角度で表したもの。

黄道とは、空の上で太陽が一年をかけて通っていくように見える道のこと。

その道を、春分を0度として一周360度で測っていく。

春分が0度。
夏至が90度。
秋分が180度。
冬至が270度。

そして立秋は、夏至と秋分のあいだ、太陽黄経135度の位置にある。

つまり立秋とは、
気温が急に下がる日のことではない。

太陽の巡りの中で、
夏の頂点を越え、
秋へ向かう入口に差しかかったという、空の目盛りなのだ。

暑さはまだ、
終わっていない。

日差しは強く、
草は勢いを保ち、
身体はまだ夏の中にいる。

それでも朝の風に、
ほんの少しだけ違うものが混じる。

影の伸び方。
空の高さ。
夕暮れの静けさ。

季節は、
はっきり入れ替わるのではなく、
気配として忍び込んでくる。

立秋。

それは、
涼しくなった日ではない。

暑さの奥で、
秋が静かに息をしはじめる頃。

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