二十四節気|清明(せいめい)

澄んでいる。

空気も、光も。

遠くまで、よく見える。

でもそれは、

景色だけじゃなかった。

冬のあいだ、

輪郭を持たなかったものたち。

土の中。

身体の奥。

言葉にならなかった感覚。

それが、いま。

少しずつ、

かたちを持ちはじめている。

はっきりさせようとしなくてもいい。

ただ、見えてきている。

それで十分だ。

澄んだのは、空だけじゃない。

見えてきたのは、世界だけじゃない。

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