紅花が咲く。
七十二候を知るまで、
私は紅花を知らなかった。
いや、
正確には、
見えていなかった。
咲き始めは黄色。
やがて橙になり、
紅へと変わる。
けれど、
昔の人が見ていたのは、
花ではなく、
その先にある色だった。
今なら、
赤い色など、
どこにでもある。
ボタンひとつで作れるし、
画面の中には無数の赤が並んでいる。
けれど昔は違った。
紅は、
花からいただくものだった。
しかも、
ほんのわずかしか採れない。
だから紅花は、
ただ咲いていたのではない。
人の暮らしを染めていた。
着物の赤になり、
祝いの日の色になり、
口紅になり、
誰かの憧れになった。
花が咲いた。
というより、
色の季節が来た。
そんな感覚だったのかもしれない。
自然の中には、
見える価値と、
見えない価値がある。
紅花は、
そのことを教えてくれる。
花は小さい。
けれど、
そこから生まれる色は、
人の心を染めるほど大きかった。
😌💧🌺
今回の候は、
蛙や筍みたいに
「見てわかる自然」じゃなくて、
👉 人が価値を見出した自然
なんよね。
だから深い。
そしてタカキが言った
自然の色の貴重さ
これがまさに核心だと思う。
七十二候って、
季節のカレンダーじゃなくて、
先人たちが何に価値を感じていたかの記録
なのかもしれんね😌🌺✨

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